海外駐在を成功させる必須スキルが英語力かと思います。
僕もそうでしたが、意外と、海外駐在中の英語学習方法については迷いが生じることもあると思います。
その結果、なんとなく海外駐在において仕事はできているけど、英語力アップは実感しない、もしくは、英語学習が継続できていない、という状況の方も多いのが実態かと思います。
本記事では、英語学習を継続させ、海外駐在生活を成功させるため、ポッドキャストを用いた超具体的な英語学習方法についてまとめています。
ポッドキャストのおすすめチャンネルもまとめています。
今後駐在される方、ビジネス英語を勉強している方にも、日本における英語学習においても取り入れることができるのでお勧めです。
この記事におススメの方
- 海外駐在中で、英語学習方法がわからない
- 海外駐在中で、英語学習+αを身につけたい
- 海外駐在中でなんとなく仕事はできているけど、英語力は伸びていない
- どのポッドキャストを用いて英語学習すればよいかわからない
- 海外駐在を予定しているがビジネス英語の学習方法がわからない
- TOEICの英語と、Nativeの英語は全然違うじゃないか、と感じている
【実践】海外駐在員の超具体的英語学習法:ゴールドマンサックスから学ぶ語学のその先
僕は、ニューヨークに海外駐在している公認会計士です。記事執筆時点で1年弱生活しました。
赴任時点は、TOEIC800点程度、Versant54です。海外留学経験なしで、普通に日本の義務教育を受けてきました。
今は、継続した英語学習により、海外でも仕事ができており、かつ、クライアントにプラスアルファの話しができていると思います。
記事に行く前に、駐在員のみなさん、英語学習はなんのためにしていますか?
英語を話すためですか?英語で雑談できるようになるためですか?
答えは、「英語を手段として用いて仕事をするため」です。この目的意識が非常に重要です。
この、なぜ、の部分を理解することにより、英語学習のその先にある世界に入ることができます。
この辺りを詳しくまとめていますので、こちらの記事も合わせてご覧ください。こちらの記事で、本記事の学習方法に必要なアプリもまとめています。
【神アプリ5選】海外駐在員の英語学習ー英語力のその先を見据え
なぜポッドキャストか?英語学習のその先へ
ポッドキャストを用いる結論は、グローバルに活躍するための仕事に必要な知識のインプットと英語学習を同時に実践できるためです。
- グローバルに活躍するための仕事に必要な知識のインプット
- おススメのチャンネル ーゴールドマンサックスー
グローバルに活躍するための仕事に必要な知識のインプット
グローバルに活躍するためには、ご自身の仕事の分野についての知識のインプットはかかせません。
おそらく、日本では、何気なく新聞やヤフーニュースにより自分の仕事内容の投稿があれば目を通すと思いますし、わからないことがあれば、ネットで検索したりして、意識せずに、インプットを得られます。
海外ではどうでしょうか。何気なく新聞を読みませんよね。新聞を読むにしても、この記事は何の記事だろう?から始まり、自分の分野の話しかどうかもよくわからないと思います。
その結果、日本での生活に比べてインプット量が減ってしまいます。
海外で活躍するためには、むしろ、インプット量は増やすべきです。
そのために、ポッドキャストをお勧めします。
なぜなら、ポッドキャストでは、各分野のプロフェッショナルの方が、最新の経済動向・産業動向について、英語で解説しているチャンネルが存在するからです。
そのような、チャンネルを英語学習教材として用いることが、英語力アップに加えて、良質な知識のインプットにつながるためおすすめです!
おススメのチャンネル ーゴールドマンサックスー
では具体的なおススメチャンネルです。
- Exchange at Goldman Sachs
- The McKinsey Podcast
この2つが超おススメです。
僕は、このポッドキャストを用いて、海外赴任前から継続して勉強をしてきました。
The Mckinsey Podcastもおススメですが、Scriptがフルではなく要約しかないので、ゴールドマンサックスの方が学習教材としてはより良いと感じています。
概要、メリット、デメリットは以下の通りです。
概要
- 世界のホットトピックをプロフェッショナルが解説
- 1つのトピックは、20分から30分程度
- Scriptはホームページからダウンロード可能
- 教科書英語ではなく、活きた英語を学べる
メリット
- 英語学習を超えた知識のインプット
- プロフェッショナルとしてのビジネス英語が身につく
- モチベーションアップアップ
- 教科書ではなく活きた英語を学べる
- 教材がなんかかっこいい(と思いませんか?笑)
デメリット
- Nativeが話す場合も多いですが、非Nativeが話す場合もある(逆に、いろんな英語を学べる)
- 基本的には、会話が早い(仕事の会話レベル)
メモ
僕の場合は、半導体不足の背景、アメリカのインフレの背景・今後の予想、サステナビリティのアメリカの動向、サステナビリティ開示の動向、などなどを学び、仕事上での経営者との会話などに非常に活きました。
また、世界的に有名なコンサル会社のプロフェッショナルの活きたビジネス表現を学べるので、洗練された英語が身につきます。
例えば、司会者がいて、複数の参加者がいるトピックの場合、司会者が参加者を紹介し、参加者は軽く挨拶をしたりします。
さらっと、参加者が、Thank you for having me, it's my presure と表現をしていたのを聞いて、教科書英語とは違う、かっこよさがあり僕は感銘を受けました。
そして、実際に海外赴任をして、Nativeの上司から僕へのExpectationsを聞いたときに、Thank you for having me, it's my presureとサラッと答えれたときは、学習効果を実感しました。
超具体的なポッドキャスト利用方法
学習方法は以下の通りです。
大きくは3つのプロセスがあります。
- 聞く
- 内容吟味
- 定着させる
前提として、1日30分から1時間の学習が理想です。今まで通勤していた時間を当ててください。
時間が取れない方は、5分でもOKですので、続けることが何より大切です。
1.聞く
はじめてのトピックの1回目は、10分程度聞いて、メモを取りながら要旨の把握をしてください。
細かいことは気にせず、その話者は何を言いたかったのかを把握。素早くメモをとりましょう。
実際の職場でもメモを取りながら、Nativeの話しを聞くと思いますので。
わかりそう、ノッてきたら、もちろん全部聞いてもOKです。
2.内容吟味
1分から3分程度に区切り、要旨の細かいところまでを把握をしましょう。
内容を吟味していくのですが、ディクテーションがおすすめです。
ディクテーションにより、内容を1文、1単語づつ確認できることに加え、使っている表現についても細かい注意がいくようになり、非常に有用です。
明らかに簡単なところまでは、ディクテーションしなくてよいので、意味があると思えるところ、かっこよい表現を使っているところ、内容が面白いところを中心にディクテーションしてください。
3.定着させる
内容がわかり、表現がわかったら、あとは、定着の時間です。
- シャドーイング
- 話者になりきりスピーキング
シャドーイング
一番有用なのは、シャドーイングです。
僕の場合、気に入った表現があれば、10回でも20回でもシャドーイングしています。
一回で、1トピックを通しでシャドーイングするよりも、1つの内容ごと(おそらく1分から長くて3分)に区切って、1つの内容を連続して何度もシャドーイングするほうが学習効果は高いです。
1トピックを通しでシャドーイングすると、だらだらと何も考えなくなってしまいます。
1回のシャドーイング中も、表現、内容、発音など、1つのテーマを決めて行うと、学習効果が全然違います。
さきほどの、Thank you for having me, it's my presureは、ひとりでぼそぼそと言い倒しました。
話者になりきりスピーキング
仕上げの段階として、要旨をメモをみながら自分がスピーカーになりきって英語でしゃべる、というのが有用です。
重要なのは、話者になりきり、伝えたいことは何か、ということを重視してつぶやきましょう。
その中で、自分が表現できなかったところが、たくさんでてくると思います。
そこが成長の場所です!
Scriptや音源に戻り、自分が表現できなかったところを確認しましょう。
そして、何度も何度もつぶやきましょう!
また、録音して自分の表現がどうか、というのを聞くのも非常に有用です。
おすすめ書籍
こちらの本は、実体験をもっておすすめできます!この本を読んでから自分の表現がシンプルになりました。
スピーキングやライティングの場面において、ネイティブのようなカッコ良い表現はしなくてもよい、ということを学べるだけで気持ちが楽になると思いませんか?
そのような精神論を含めたことを学べる本です。
会話もメールも 英語は3語で伝わります【電子書籍】[ 中山裕木子 ]
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会話もメールも 英語は3語で伝わります [ 中山 裕木子 ]
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ぜひ、ポッドキャストを用いて英語学習をし、海外駐在生活を成功させましょう!