地球環境問題

【まとめ】地球温暖化による地球への5つの影響、4つの暮らしへの影響

「地球温暖化」という言葉は、誰しもが聞いたことがあると思います。

 

昨今の異常な暑さ、ゲリラ豪雨、巨大な台風など、日本でも、地球温暖化の影響?と思ってしまうような異常気象が起きています。

 

地球温暖化の影響って具体的にはどのようなこと?

自分たちの生活には影響があるの?

地球温暖化で将来どんな影響があるの?

 

 

このような疑問を抱く方も多いと思います。

 

この記事では、地球温暖化の結果生じる、5つの地球への影響と、4つの人々の暮らしへの影響についてまとめました

 

また、個人ができる取り組みについても紹介しようと思います。

 

 

 

僕は、公認会計士で、本業とは関係ないように思えますが、地球温暖化問題は、企業、個人ともに影響を与えており、実は職業上も関連しています。

 

そして、地球環境問題を解決するべく情報発信を行っています。

 

 

 

地球温暖化による5つの地球への影響

 

 

1.ゲリラ豪雨、台風、ハリケーン、雷の増加

 

ゲリラ豪雨、台風、ハリケーン、さらに雷などの自然災害をもたらす現象が増加します。

これは、地球温暖化により大気の気温や海水温度が上昇し、海面の水分の蒸発量が増加することに起因します。

 

水蒸気は、温度を保つ効果である温室効果があるガスなのですが、海面から蒸発した際にエネルギーを蓄えることになります。

そして、大気の水蒸気量が増加することで、突発的な大雨であるゲリラ豪雨、台風、ハリケーンが増えることになります。

 

さらに、水蒸気は、雨に変わる際に、蓄えたエネルギーを開放するのですが、それが、雷となります(*1)。

なので、地球温暖化により、より規模が大きく強い雷が増えることとなります。

 

 

 

2.干ばつの増加

 

温度が上昇すると、大気は、より水分を含めることができるようになります。

 

そして、土壌から、水分を奪う量が増え、干ばつが増加します。

干ばつが増加すると、穀物問題や人々の生活圏が危ぶまれることとなります。

 

 

 

3.森林火災の増加

 

温度が上昇すると、大気は、より水分を含めることができるようになります。

 

そうすると、大気が、木や森から水分を奪ってしまうこととなります。

 

そして、木や森は、乾燥し、燃えやすい状況となり、その結果、森林火災が増えることにつながります。

 

 

 

4.海面上昇

 

温度の上昇により、北極圏の氷が解けることと、温度上昇により、海面が膨張することによって、海面が上昇します。

 

今世紀末には、数メートル程度上昇するといわれています(*1)

 

被害は、地域によって差がありますが、いくつかの沿岸部の都市は、海水につかることとなり、また、高潮などの被害も大きくなります。

 

特に、貧困層の都市には打撃となり、農作地が水につかると、生活ができなくなり、より貧富の差が広がる可能性があります。

 

 

 

5.植物、動物の生息域や生態系への影響

 

植物、動物の生息域が変わるだけでなく、生態系へ影響がでます。

 

IPCCのレポートによれば、平均気温が2度上昇することで、脊椎動物の生息域が8%減少、植物は16%減少、昆虫は18%減少するといわれています(SR15_SPM_version_stand_alone_LR.pdf (ipcc.ch)

 

 

また、海水温上昇により、海洋生物への影響も発生します。

 

例えば、サンゴは、水温の変化に弱いため、個体数の減少、場合によっては絶滅の恐れがあります。

 

 

 

地球温暖化による4つの人々の暮らしへの影響

 

1. 異常気象による影響

 

上記の自然への影響において、ゲリラ豪雨、台風、雷、ハリケーン、森林火災などの異常気象は、直接的に人間生活を脅かします。

 

 

2.食糧問題

 

気温上昇により、世界全体の穀物生産量が減少することが起きるといわれています(*1)

 

地域や穀物の種類によっては、生産量が増加するものもあるが、全体としては減少することが予測されています。

 

具体例としては、小麦の生産量が減少する一方、世界的な需要増加により小麦製品の価格が増加する可能性があります。

 

また、コーンは、熱に弱い穀物であり、生産量は減少することが予測されています。

 

 

3.伝染病の増加

 

マラリア、デング熱などを含め、蚊を媒体とした伝染病が拡大する可能性があります(*1)。

これは、温暖化と湿気の増加により、蚊の生息域が拡大するからです。蚊は、湿度が高い地域を好むため、今まで、生息していなかった地域に生息する可能性があります。

 

また、水を媒介とする感染症であるコレラ、サルモネラ等が拡大する可能性がある。

 

 

4.熱中症の増加

 

気温と湿度が上昇することにより、熱中症が増加します。

 

特に、日本では、今すでに、顕著な影響が出ていますし、将来も増える可能性が高いです。

 

また、日本の場合、高齢化が進むと、熱中症のリスクはあがるし、屋外だけでなく、室内で、熱中症となるリスクも上がります。

 

子供たちも、真夏は外で遊べなくなります。

 

夏の風物詩である、甲子園の時期もずらす必要があるかもしれません。

 

 

個人ができる取り組み

地球温暖化の影響は、多大であり、人々の将来生活を脅かすことになります。

ぜひ、1人でも多くの方にとって、考えるきっかけとなり、また、行動するきっかけとなればと思います。

 

将来影響について、より詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参考ください。

 

【まとめ】地球温暖化の現状と将来の影響を最新の図とデータで解説!個人ができる取り組みも

 

また、個人でできる取り組みについては、以下の記事でまとめていますので、合わせてご覧ください。

【まとめ】今日から手軽に、個人でできる地球環境問題への取り組み6選 

 

 

 

(*1) 出典 Bill Gates 「How to avoid a climate disater 」を和訳し要約

 

 

 

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