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【これが実態】海外駐在における必要な英語力。駐在員向け英語勉強法も

 

海外駐在を目指している方、海外駐在が決まったから、既に赴任している方、いろんな方がおられると思います。

みなさん共通して悩むのが「英語」だと思います。

 

日本人は、島国であり、日本語での会話がほぼ100%であるため、普通に生活し義務教育を受けてきたら、英語を聞けない、話せない、というのは仕方がないことだと思います。

 

そのような環境下で、海外の英語環境で生活せよ、と言われた場合、不安になり、悩むのはみんな共通だと思います。

 

では、海外駐在で必要な英語力とは、どの程度か、ということについては、実際に生活をしてみないとわかりません。

 

僕は、記事執筆時点で1年弱ニューヨークに海外赴任している公認会計士です。

本記事では、この1年での経験に基づき、英語圏での海外駐在において必要な英語力についてまとめました。

 

また、海外駐在のための英語勉強方法についても合わせてまとめています。

 

 

この記事におススメの方

  • 海外駐在を目指している
  • 海外駐在が決まったが、英語力に不安がある
  • 海外駐在はどの程度の英語力が必要か知りたい
  • 英語の勉強法がわからない

 

 

【これが実態】海外駐在における必要な英語力:駐在員向け英語勉強法も

 

 

 

 

海外駐在員のビジネス上の英語必要量の実態

 

結論は、置かれた環境において全く異なる、ということです。

つまり、ほぼ必要としない、という人から、ネイティブと対等にやりあうほど必要、という人までいます。

ほぼ必要としない人がいることって驚きですよね。赴任前の僕のイメージとは全く異なっていました。

少しホッとした人もいるのでは?笑

 

海外駐在中に、いろんな駐在員と会い、会話をしました。

ほぼすべての会う人に英語を使うか、ということを聞いてみたのですが、ニューヨーク特有ということもありますが、2割から3割くらいの人は、ビジネスにおいて、英語を想像よりも使っていない、と答えています。

もちろんこれには、背景があり、条件があります。

以下の観点から深堀します。

 

  • 英語を必要としない人の特徴
  • 英語を必要とする人の特徴
  • 海外赴任前の情報収集

 

 

英語を必要としない人の特徴

 

  • 日系企業、あるいは、日系の部署がある
  • 社員がローカル採用も含め、日本語を話せる
  • 日本人のチームで動いている
  • クライアント・取引先も日本人

 

 

ニューヨークとなると、日本人のチームで動いている会社も多く存在します。

その方が、日本語によりコミュニケーションが図れるため、業務は効率的ですよね。

 

まさに、海外にいながら日本と同じ環境になってしまいます。

 

また、責任者として海外駐在している場合、ローカル採用の英語が堪能な日本人も存在します。

例えば、クライアントとのコミュニケーションにおいて英語が必要な場合、そのローカル採用の日本人にうまく説明し、英語でのコミュニケーションは、ローカル採用の日本人にお願いする、ということもできます。

 

その結果、英語を使用することがほぼない、という環境が誕生してしまいます。

 

 

 

英語を必要とする人の特徴

 

  • 日本人が1人しかいない
  • チームの大多数が日本人以外
  • チームは日本人であっても、クライアント・取引先が日本人以外

 

ようするに、組織、チームの中で、日本人が一人、もしくは少数派、クライアントが日本人以外、という環境下であれば、英語が必要とされます。

 

 

メモ

僕の会社では、日系向けの日本人チームと、日系向け以外の日本人以外のチームが存在しています。

日系向けのチームの駐在員は、あまり英語を必要とせず、人によっては、1か月に英語を話したのが5分いかない、という人もいました。

日系向け以外のチームは、すべてが英語です。

僕は、日系向けの時間が半分、日系向け以外の時間が半分といった感じでしたが、やはり、海外にいるのだから、もっと英語を使いたいと思い、次年度は、日系向け以外の時間がほぼ100%となり英語漬けの日々となります。

 

 

海外赴任前の情報収集

 

  • 情報収集
  • モチベーションの管理

 

 

情報収集

 

ビジネス上、必要な英語量が全然異なるとなると、自分がどのようなパターンに当てはまりそうか、ということについてイメージをもっておく必要があります。

イメージをもっているだけで、自分への危機感や、必要なゴール設定がかわってくるからです。

 

もちろん、赴任地やどのような仕事をするのか全くわからない、という方もいるかと思います。

それはそれで、わからない、ということを事前に情報収集していくことが大切です。

 

 

モチベーションの管理

 

ただ、強調したいのは、ビジネス上、どの程度英語が必要か、を理解することが重要であって、その結果、英語が不要だから英語学習をしない、という選択をお勧めするわけではないです。

 

まさに僕がそうだったのですが、気合をいれて英語学習を取り組んできたにもかかわらず、業務上、英語が必要とされる場面が少ない場合、赴任後、英語へのモチベーションの下落、また、赴任に来た意味がわからなくなる可能性があるからです。

 

スキルアップのためにアメリカにきたのに、毎日、日本人と日本語で話をし、やっている業務は多少違えと、日本と同じ環境。

これってスキルアップするのだろうか、という迷いが生じる可能性があります。

 

なので、事前の情報収集は重要となってきます。

 

 

日本人と日本語で話をするだけの仕事であれば、極端な話、海外赴任を断る、という選択肢もあるわけです。

なお、個人的には、それでも海外赴任はした方が日本を外から見れる、などのメリットがあり、いかないより行ってみた方がよいと思っています。

 

 

 

海外駐在員のビジネス上の必要な最低限の英語スキル ー発音ー

 

 

英語必要量を情報収集できた、あるいは、英語必要量がわからない、ということがわかったことを前提として、必要な英語力について分析します。

これも答えは、人によって異なる、ということとなります。

ですが、1つだけ日本人が苦手で、かつ、実際に英語圏での生活の結果、必要と痛感する英語スキルが、発音です。

 

以下の観点から、発音について深堀します。

  1. TOEICの点数は意味がない
  2. 全員、共通で必要な英語力 ー発音ー

 

 

1.TOEICの点数は意味がない

 

TOEICでの点数は、あまり意味がない、というのが個人的な意見です。

 

なぜなら、TOEICで話されている英語と、現地のNativeの英語は、まったく異なるのが実態だからです。

違う言語といっても過言ではない、と思います。

もちろん、TOEICで基礎的な、英語力は養えますが、海外駐在となると話は別です。

 

何が違うかというと、発音と表現の2点です。

 

  • 発音
  • 表現

 

 

発音

 

発音が一番、ちがうと思います。

日本語で例えると、TOEICの英語は、イメージは、NHKのニュースキャスターが丁寧に話す感じで、仕事で使用する日本語って、全体として早いですし、発音ももっとあいまいで砕けています。

 

よく、TOEICの点数はとれるけど、テレビやドラマの英語は聞き取れない、と聞くと思います。

 

実際の仕事での英語は、どっちが使用されると思いますか?

テレビやドラマの英語にきまっていますよね。日本人だからといって、TOEICみたいな英語で話してくれるNativeは、よほど理解がある人ではない限り、ほぼいません。

 

意外と厳しいのが実情です。

 

 

表現

 

表現も異なります。

省略形が用いられるのが一般的ですし、その結果、音声も変わってきます。

 

例えば、want to は、wanna、going to は、gonna などです。

Want to、 going to とはっきりと発音している人はいません。

 

 

 

2.全員、共通で必要な英語力 -発音ー

 

逆に言うと、発音、表現が今まで学習していた英語と異なる、ということを理解したうえで、その中でも、発音、は全員共通で必要な英語力だと思います。

 

英語が必要な量は、違ったとしても、使う、ということは共通です。

使う場面において、4つのスキルがありますが、正直、リーディングとライティングは、なんとかなります。Google翻訳でもなんでもあるからです。

 

問題は、リスニングとスピーキングです。これは、相手がいて、瞬発力が求められるためです。

 

  • リスニング
  • スピーキング
  • リーディング
  • ライティング

 

リスニングとスピーキングで共通で必要なことが、僕は、発音、だと思います。

 

発音は、日本の教育ではあまり重視されません。

ですが、発音は、日本人の発音とNativeの発音は、完全に異なっています。

 

日本人発音であれば、通じません。何言っているかわからないのお手上げポーズをされてしまいます。そして、泣きそうになります笑

 

  • YouTube
  • フォニックス
  • 英語耳
  • ドクターDイングリッシュ(のちほど詳細解説)

 

YouTubeをみてのフォニックス学習でもよいですし、英語耳でもよいです。

それぞれのアルファベットの発音から、音声変化まで、発音を一通り、体系的に学習することを強くお勧めします。

そして、発音は、学習の成果が目に見えてわかるので、モチベーションアップにもつながります。

 

具体的な発音学習おすすめ方法 -ドクターDイングリッシュ

 

僕が実際に学んだのは、ドクターD イングリッシュという英語発音専門のオンラインスクールです。

めちゃくちゃおススメです。

発音は、完全に変わりました。そして、Nativeにも伝わるようになりました。発音を体系的に学んだあとは、自分が発した言葉で、発音が理由で伝わらなかったことはほぼありません。

お手上げポーズがなくなるわけです。

 

 

YouTubeも積極的に更新されています。僕は、YoutTubeで知り、いろいろと動画をみて、これは効果がある!と思い、受講を決意しました。

 

講師によっては、満席となっている方もいるため、お早めにスケジュールをしていくことをおすすめします。

ちなみに、私は、シニアトレーナーの斎藤あやこ先生のレッスンを受けました(トータル30回)。大枠から教えてくれ、こちらの発音に対し的確な指導をしてくれ、効果は抜群でした。

 

 

リンクをのせておきますので、興味がある方はぜひご覧ください。

僕が10回以上はみたおすすめYouTubeものせておきます。

 

ドクターDイングリッシュ | 英語発音専門オンラインスクール (dr-d.jp)

 

ネイティブのボソボソ発音が聴き取れるようになる発音トレーニング

 

 

海外駐在員向けの英語の勉強方法

 

発音については、上記にて学習を進めるとして、それ以外の海外駐在員向けの英語の勉強方法についてですが、以下の記事で詳細をまとめていますので、ご覧ください。

僕の結論は、「Exchange at Goldman Sachs」というポッドキャストを、Speaterという再生アプリを用いて学ぶ、というものです。

 

【神アプリ5選】海外駐在員の英語学習ー英語力のその先を見据え

こちらの記事は、英語学習のゴールを明確化したうえで、英語学習に必要なアプリ、また、学習方法についてまとめています。

 

海外駐在員の具体的英語学習法:ゴールドマンサックスから学ぶ語学の先

こちらの記事は、ポッドキャストを用いたビジネスに超実践的、かつ超具体的な英語学習方法について深堀しています。

 

おすすめ書籍

こちらの本は、実体験をもっておすすめできます!この本を読んでから自分の表現がシンプルになりました。

スピーキングやライティングの場面において、ネイティブのようなカッコ良い表現はしなくてもよい、ということを学べるだけで気持ちが楽になると思いませんか?

そのような精神論を含めたことを学べる本です。

いかがでしたでしょうか。ぜひ、英語学習の励みになればとおもいます!

 

ちなみに、僕は赴任前1年くらい、ネイティブキャンプを申し込み、カランメソッドと呼ばれるスピーキングに特化した英語学習のプログラムを申し込み毎日30分間のオンライン英会話に励みました。

成果としては、一番でかいのは、英語学習が習慣化され、毎日触れることができたことだと思います。

あとカランメソッドという響きがなんとなくかっこよかったからです。

カランメソッドは、オンライン英会話にありがちな、だらだらとフリートークをし、表現を増やすようなものとは一線を画したオンライン英会話の使い方です。

個人的にはオンライン英会話の申し込みを考えている方は、比較する前に、どこでもよいから申し込んでしまった方がよいです。

違いはないです。

興味がある方は、ネイティブキャンプのカランメソッドについてこちらのリンクから飛べます。
カランメソッドで英語力向上!

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