サステナビリティ

【X(Twitter)で話題】サステナビリティ関連おすすめ本6選

 

みなさんこんにちは、サステナ大学のひろです。

 

今日はまとまった時間のあるお盆期間に読みたい企業価値向上のためのサステナビリティに関する本を6冊ご紹介します。

X(Twitter)で本のレビューが書かれていたものを中心として、僕が購入に至ったものです。

 

本のジャンル

  • サステナビリティ経営
  • ESG投資
  • 企業価値向上
  • ファイナンス

 

僕はサステナビリティ×財務戦略のコンサルをしている会計士です。

日頃の業務の中でも、サステナビリティというのは、「企業価値向上」という文脈の中で理解することが、サステナビリティ経営を真に実践するということだと思います。

 

なので、サステナビリティという流れの理解には、そもそも企業価値向上というのはどういうことか、というファイナンスの理解が欠かせません。

 

そのような観点と、あと、日ごろ話題になっている本をご紹介したいと思います。

個人的には電子版での購入で、1つの本を通読といわずとも、飛ばし読みでさーっと読むということをお勧めします。

僕は楽天Koboをスマホ使いで読んでいますが、不自由ないですし何気ない空き時間とかにさっと読み始められて便利です。

 

【X(Twitter)で話題】サステナビリティ関連おすすめ本6選

 

 

 

 

 

Slowdown減速する素晴らしき世界

 


X(Twitter)で結構、話題になっていたので読んでみました。

このタイトルからはおよそ気候変動の話とは思いませんでしたが、本論は気候変動です。

そして、世界の動きをビッグピクチャーでとらえ、新しい視点の気づきを得られる内容です。

 

Slowdownという名の通り、世界の人口や、債務残高などなどの20世紀から21世紀初頭に加速していったものは、100年単位でみたときに、その増加率が減退していっているというものです。

ですが、加速しているものがあります

 

それが、気候変動、というトピックで、気候変動をその観点から深堀しています。

 

面白かったのが、日本が結構、「ある種の先進モデル」という捉え方をしている点です。

例えば、日本は人口が減少していっているが、それが将来の世界の縮図的な見方をしており、かつ、ポジティブにとらえています。

 

データから解説しているので説得力がありますし、ものの見方がかわるという点で学ぶべきものが多い良著でした。

 

 

CFO思考

 

これは、2023年上半期に話題となった本の一つといって過言ではないと思います。

X(Twitter)をみてても読んでいた人は多い印象です

著者の徳成旨亮氏は三菱UFJグループのCFO、ニコンのCFOをご経験されています。

専門的にCFO領域を深堀していくというより、CFOという文脈から幅広い内容を扱っています。

CFOが次期CEO候補という話や、Chat GPTの話まであります。

 

個人的に印象深いのは、CFOをそれますが「r>g」というピケティの不等式の話です。そこから読み解く、金融を取り巻く歴史の話は、今の日本経済の停滞を歴史的文脈から理解することができ非常に面白かったです。

 

内容自体は、難しいものではないので、分厚いですが、サクサクと読めます。

 

 

ESG投資の成り立ち 実践と未来

 

 

この本もX(Twitter)での本の感想をよく見かけました

コロンビア大学というニューヨークにある、サステナビリティ関連でも有名な大学の人気講義が書籍化されたものです。コロンビア大学は、MBA取得のための日本人在籍者も多く大学です。

ESG投資というのが現在はスタンダードになっていますが、その歴史を丁寧にたどっており、リターンと社会貢献をどう両立するのか、という命題に迫っています。

インパクト投資もリターンを犠牲にするのではない、ということやら、機関投資家へのインタビューによる実社会からの示唆が盛り込まれています。

第10章のファイナンス理論からみたESG投資のところで、ファイナンスの観点からESG投資がリスク対比リターンを高くする可能性の理由がどこにあるのか、を考察している点は面白いです。

 

企業価値評価 バリュエーションの理論と実践 ~マッキンゼー~

 

 

企業価値評価やM&Aを実務にしている方には超有名です。

全部通読は厳しいですが、興味のあるところをかいつまんで読むのがおすすめです。

英語が原著で、その和訳です。マッキンゼーが気合を入れて書いた本となり、1990年に初版が発売され、第7版となっています。

なので、ESGの要素が新たに取り入れられ刷新されています。

 

僕の利用方法もそうですが、企業価値評価の論点が網羅されているので、辞書代わりに利用することをお勧めします。

 

 

BCGカーボンニュートラル実践経営

 

 

2021年の本なので最新のものではないですが、皆さんご存じのボストンコンサルティンググループが著書です。

コンサル的な本の構成になっており、なぜ今カーボンニュートラルなのか、というそもそも論を、世界各国の状況を踏まえて理解したうえで、カーボンニュートラル経営について説明していきます。

 

実践経営と表するだけあり、事業プロセスやリソース確保まで踏み込んだ内容となっています。カーボンニュートラル経営の全体像の理解ができます。

 

地球の未来のため僕が決断したこと(ビルゲイツ)

 

 

これはほんとに読んでほしいです。時代を問わず。

ビルゲイツが書いた気候変動に関する論点を網羅した名著

僕が気候変動課題に取り組もうと決めた本でもあります。

雷とかゲリラ豪雨が起きる仕組みや、CO2発生が多い産業と、なぜその産業でCO2が発生しているのか、という原因までを科学的に解説しています。

例えば、牛のミルクをやめて、オーツ、大豆、アーモンドなどの植物性のミルクになぜ変化が必要か、というと牛のCO2排出が多いからで、なぜ牛の排出が多いのかというと、牛のゲップに含まれるメタンがCO2の何10倍も温室効果があるためです。

 

といった、気候変動に関連して「あっ、そういうこと!」ということが盛りだくさんです。

 

 

いかがでしたでしょうか。

どれか1つでも気になるものがあって、学ぶきっかけとなれればうれしいです。

 

【会計士おすすめ本4選】企業価値向上・ファイナンス理論

 

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