みなさん、こんにちは。サステナビリティ財務戦略コンサルのひろ2050です。
本記事では、企業価値向上・ファイナンス理論についてのおすすめ本4選についてまとめています。
僕は、公認会計士であり、NY赴任、そして現在はファイナンス理論を用いた戦略コンサルを業務としています。
会計・ファイナンス分野のプロフェッショナルとしての経験から、以下の本はこれからファイナンスを学ぼうとしている初心者の方、既に知識を身に着けている中上級者の方も含め、おすすめできる本です!
すべてにいえることですが、「PL脳の罠」という、著書の方々は、日本を取り巻くPL脳・PL絶対主義を問題視されてますが、読者の方もPL脳に陥っていませんか?
欧米ではBS思考がスタンダードです。
これらの本の1つでもよいので読んでいただき、PL脳から脱却しましょう!
この記事におすすめの方!
- 企業価値向上・ファイナンス理論を新たに学ぼうとされている初心者の方
- ある程度身に着けているが、実務に役立つ実践的な方法を学びたい方
- 経営者の方
- 公認会計士を含む会計・財務で活躍され、キャリアの幅を広げたい方
それではさっそく本文に入りましょう!
【会計士が太鼓判】優しいファイナンス本ーおすすめの選抜4選
1.ROIC経営 稼ぐ力の創造と戦略的対話
この本は、初心者の方でも読みやすいベストセラー本です。
ファイナンスおすすめ本といいつつ、いきなりROIC本をすすめていますが、これからはファイナンス理論の中で、いかにROICが大切か、というのを伝えたくおすすめしています。
図解が多く、これからファイナンス理論を学べます。
なお、ROICについてはこちらの記事もご参考ください。
2.CFO思考
これは、2023年上半期に話題となった本の一つといって過言ではないと思います。
X(Twitter)をみてても読んでいた人は多い印象です。
著者の徳成旨亮氏は三菱UFJグループのCFO、ニコンのCFOをご経験されています。
専門的にCFO領域を深堀していくというより、CFOという文脈から幅広い内容を扱っています。
CFOが次期CEO候補という話や、Chat GPTの話まであります。
個人的に印象深いのは、CFOをそれますが「r>g」というピケティの不等式の話です。そこから読み解く、金融を取り巻く歴史の話は、今の日本経済の停滞を歴史的文脈から理解することができ非常に面白かったです。
内容自体は、難しいものではないので、分厚いですが、サクサクと読めます。
3.ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論
この本は、ミクシィの元代表の朝倉祐介さんが著書で、経営の実体験をもとに、いかにファイナンス理論が企業価値向上、日本の再建に必要か、ということをまとめてらっしゃいます。
また、特別付録として会計とファイナンスの基本編もセットで読めるので、初心者の方はそちらから読んでいただければと思います!
4.ゼロからわかるファイナンス思考 働く人と会社の成長戦略
3つめの本のより分かりやすい本であり、2022年に出版されているため、より今の経営を反映した本となっています。
そもそも会社とは?という会社の存在意義から説いていますが、表現が平易なため、堅苦しいものではないです。
堀江貴文さんも歴史を知れば、あるべき姿がわかるとおっしゃられているように、ファイナンスという理論も、会社という歴史が出発点なので、そこを学ぶことが重要ということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。どれか1つでもよいので、興味をもっていただければうれしいです。
どの本も、簡単に解説されているとはいえ、ファイナンス理論は義務教育の過程では学ばなく、少しとっつきにくい性質がある以上、本を読んだ際は、なるほど、ふむふむ、となりますが、時間がたてばきれいさっぱり忘れる可能性があります。
そこで、飽きないように、同じ著書の別の本を読むことによって、定着を図っていただければと思い、このように選出しました!
最後に、こちらはファイナンス理論と直接関係ないですが、このブログの出発点となった良著のリンクをのせておきます。
マイクロソフト創業者のビルゲイツの世界的ベストセラーです。
ファイナンスという枠組み、企業という枠組みを超え、地球という目線での本です。