サステナビリティ

ビルゲイツの本に学ぶサステナブルな暮らしの本質的価値観と実践方法6選

 

最近、サステナブル、サステナビリティという言葉をよく耳にするようになりました。

日本を含めた世界は、サステナブルな価値感というものを大切にしていく流れにむかっています。

 

サステナブルな暮らしって?

サステナブルな暮らしに憧れているけど何をすればよい?」

手軽にできる行動や習慣は?

 

こんな疑問を抱く方も多いと思います。

本記事では、「How to avoid a climate disaster」というビルゲイツの本の考え方から学ぶサステナブルな暮らしとは、という考え方・価値観と、その実践方法についてまとめています。

 

ところで、ビルゲイツは、マイクロソフトの創業者であることは有名だと思います。

実は、彼は、今は、地球環境問題について学び、Break Through Energyという投資ファンドを中心として、脱炭素社会に向けたことを活動の中心としています。

「How to avoid a climate disaster」については、こちらの記事でまとめていますので、ご参考ください。

ビルゲイツの最新の本の解説!地球温暖化対策の虎の巻!

 

ビルゲイツの本に学ぶサステナブルな暮らしの本質的価値観と実践方法6選

 

僕は、公認会計士として会計プロフェッショナルなのですが、今は、地球環境問題を解決すべく行動をうつしています。

ニューヨークに赴任しており、海外でのサステナブルな暮らしのマインドについても肌で感じるものがあります。

そのエッセンスが詰まったのが、まさにビルゲイツの考え方なのかと思います。

 

 

サステナブルな暮らしとは何か

 

そもそもサステナブル、サステナビリティとは何か、というところが出発点ですが、「持続可能性」ということを指します。

では、何が持続可能なのか?というと、人々が快適に暮らせる環境・生活が続いていくことができる、ということ、さらに言うと、地球環境が生物にとって快適な状態で続いていくことを指します。

もう少しわかりやすくいうと「地球の未来のことを考えて、地球の限りある資源を残していこう」という考え方です。

 

厳密には、Sustainabilityという単語は、1987年の論文の中でうたわれたもので、2022年まででいうと、35年の歴史しかない、比較的新しい考え方といえますが、最近になって、より広まってきた考え方です。

 

ビルゲイツが考えるサステナブルな暮らしに必要な本質的な価値観

サステナブルな暮らしの代表的なものが、炭素排出量の少ない製品や生活を送ることと、プラスチック使用量を減らす、というものがあります。

特に、ビルゲイツは、「脱炭素社会」ということが、サステナブルな社会をつくるためのキーワードとして挙げています

「脱炭素社会」の詳細については、こちらの記事をご参考ください。

【まとめ】脱炭素社会について2つの数値で簡単に解説:510億トン→ゼロ!

 

ビルゲイツのサステナブルな暮らしへの考え方

ビルゲイツは、本の中で、脱炭素社会、サステナブルな暮らしのために、個人ができる以下の考え方を表現しています。

「The market is ruled by supply and demand, and as a consumer you can have a huge impact on the demand side of the wuation.」

「You can send a signal to the market that people want zero-carbon alternatibes and are willing to pay for them.」

*How to avoid a climate disaster by Bill Gates P.220

 

本全体の文脈も踏まえて、解釈すると以下の通りです。

  • 商品を開発し、販売する企業は、みんなの需要によって動く
  • なので、みんながサステナブルな暮らし、脱炭素製品、脱プラスチック製品を求めれば、企業もサステナブルな商品を開発し販売する

 

さらに、まとめると、サステナブルな社会の実現は、個人のサステナブルな暮らしの需要がスタート、ということになります。

つまり「需要」がキーワードです。

 

サステナブルな生活なための本質的な価値観

今って、サステナブルな製品って高いですよね?

例えば、ソーラーパネルの設置費用って高いイメージがありますし、電気自動車もガソリン車よりも高い、ゼロエミッションの家も売られていると思いますが、普通の家より高い、ですよね。

 

それは、需要が、サステナブルなものよりも、それ以外のものに偏っているから高い、という要素があります。

ビルゲイツは、サステナブルなものと、サステナブルでないものの差をグリーンプレミアムと呼んでいます。

グリーンプレミアムが、ゼロ、もしくは、マイナスになれば、人々は、サステナブルな製品を優先して買う、という考え方です。

 

では、どうやったら安くなるのか?という話がでてきます。

サステナブルなものへの需要が爆発的に増加することがその答えの1つです。

需要が増加すれば、企業は、研究開発をしより良い製品をつくり、そして、サステナブルなものをたくさん作ります。

たくさん作ると、規模の経済、という概念が働き、1個あたりの単価は安くなります。

 

そんな経済効果があります。

「需要」がはじまりなんですよね。

 

では、「需要」は、どうやったら増えるか?

 

これは、みんなの価値観が変わる必要があります

つまり、今までの暮らしではなく、サステナブルな暮らしこそが、僕たちにとって、必要な暮らしであり、価値観だ、ということです。

 

もっというと、今は、サステナブルな製品は高い、かもしれません。

高いものを買うと、僕たちの財布は痛みます。

それは、今の僕たちの生活という目線・価値観でみています。

 

でも、サステナブルな製品って、地球にとっては良いものですよね?

そうすると、僕たちの財布は痛んでも、地球の傷はよくなることになります。

地球のことも考えて、消費行動を選択する、僕たちの行動の中に、「地球のため」という価値観を含めていく。

 

これが、価値観が変わる、ということだと思います。

これこそ、まさにサステナブルな暮らし、そのものです。

かなり長い目線の話しになりますが、ちょっとずつ、この記事を読んだ方から、行動していってほしいです。

興味が湧いた方は是非、本を読んでもらえればと思います!

 

サステナブルな暮らしと実践方法6選

サステナブルな暮らしのための考え方について、理解してもらえたところで、今日から実践可能な6つの行動についてご紹介します。

 

  1.  大豆ミート食品を食べる
  2.  グリーンプロダクツを買う
  3.  家庭のエネルギー消費量を減らす
  4.  クリーンエネルギーへ切り替える
  5.  電気自動車を買う
  6.  環境問題について学ぶ

 

詳細は、こちらの記事をご覧ください。

【まとめ】今日から手軽に、個人でできる地球環境問題への取り組み6選

 

まとめ

サステナブルな暮らしをするための本質的な考え方について、ご理解いただけたでしょうか。

地球のために、価値観を変えなければいけないんですよね。壮大です。

 

僕が思うのは、今は、よいもの=自分にとって価値がある、という考え方かと思います。

それを、よいもの=地球と自分にとって価値がある、という考え方に変える、というのがわかりやすいと思います。

それを実践したものが、サステナブルな暮らし、です。

 

ぜひ、価値観をちょっとずつ変えて、地球のために行動することを、日常の中で、1個でもよいので取り入れてくれた世界は、ちょっとずつよくなるのかな、と思います。

1人が1個変えれば、68億個、変わります!

 

 

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